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アンジュルムック対談感想 !5選!

アンジュルムック発売&重版!

アンジュルムファンの方々、もう手に入れられましたか?
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お二人の愛ゆえのこだわりがみちた写真が評判ですが、私はその中の長文対談が素晴らしく読みふけってます。
メンバーとあやちょ2人だけのガチ30分勝負の対談がなんと!11本も!!

この中から選びに選んだベスト5の感想を書いたので、本を手に入れた方もこれからの方もよかったら読んでみてください。

(このブログを書いてる途中、新体制が発表されたのですが、私的ベスト5に役職メンバー3人ともはいってました!偶然だけど必然……)

では、気になったNO.1から順に。

 

 

1.かななん(中西香菜

「ホントにここ1ヶ月、ここ1ヶ月で、だいぶ変わりました」

 

これが今回の中で一番気になった&今後が気になるNO.1対談。

私は少し前からかななんのことをもっと知りたいと思ってました。
もちろん料理や映画が好きだとか皆に優しいとかは知ってます。

でもMC等では短めに話したり他人をいじったりと、他の子に比べて自分のことを積極的に話さないイメージだったので。

 

ところがこの対談では、かななんが自分のことをすごくさらけ出してる!
知ってたものもありますが、お姉さんの存在の大きさ、鏡に向かって思うこと(つらい…泣)、お母さんに怒られたこと、ゲームが好きなこと、服を捨て新しい服を大量に買ったこと……etc
これだけ話せたのはあやちょと2人きりだからかもしれませんが(この時のあやちょはカウンセラーみたい)、かななんが当時足の怪我で休養していたことが関係してそうです。
(昨年12月からパフォーマンスを休みMCのみ参加などを経て3月末に完全復帰、インタビューは2月末)

中学生でいきなり上京して芸能界で走り続けてたのが、良くも悪くも自分のことをゆっくり考える時間ができたからでは?

 

「全てにおいて恥ずかしいんですよ。普通じゃないと恥ずかしくて」

かななん、そうだったのか。

恥ずかしいのって誰しもが持ってる感情ですし、かななんの年頃だとなおさらだと思います(私も生きてるだけで恥ずかしい)。

それでこの1ヶ月で変わったと彼女は言ってますが、 3ヶ月たった今はどうなんでしょうか……?

またこのように心境の変化を語ってくれる機会を設けてくれたらなと思います。

引き続き優しきサブリーダーとして活躍してくれるのは間違いないですが、とにかく対談を読んで一番イメージが変わったのがかななんです。

 


2、かむちゃん(川村文乃

「優しそうみたいなことも言われるんですけど、全然優しくない(笑)」

 

かむちゃんわかるよ悔しいよね対談。
彼女は自他ともに認めるネガティブ思考で、昨年の秋は特に落ち込んでいたそう。

 

確かに、昨秋のシングルは2曲ともユニゾンがメインで他の子もソロパートは少ないのですか、加入して浅い子にはソロがあるのとないのではモチベーションがかなーり違うはず…と思ってたらやっぱり本人も気にしてたんですね。
直近のシングル・アルバム曲では結構いいパートもらってたので密かに安心してましたよ。

他推しにパートがあってよかったと思わせる、それがかむちゃんの人徳です。

 

「実力不足で、アンジュルムにいるのが申し訳ないなってすごい思ったんです」

かむちゃんは日頃から、今の私がアンジュルムのためにできることは何だろう?と真剣に考えてる人ですね。

この葛藤もありたい姿に近づけてない歯がゆさから来てるものなのだと思います。

だからネガティブだけど、ただのネガティブじゃない。

彼女がパフォーマンス面でもっと成果を残したいと思ってるのも強く伝わりました。

 

あと、人から優しいと言われて、私って本当に優しいのかな?と真剣に悩む人は優しいんだと思いますよ。

年下組をまとめ良いアイディアをだしてくれる素敵なサブリーダーになりますね。

これを読んだ後にむろのを読むと、彼女を心配するむろもいい子だなあと嬉しくなる。

 

 

3、はーちゃん(太田遥香

「お土産はいらない。」

「えっいらないですか?」

「うん、いらない。」

「私の心のこもったお土産を…。」

 

教育テレビで流して欲しい(笑)、

24歳と15歳の至高のピュア対談。
読みやすいので、全員の読むのはきついという人にもおススメ。

 

この会話はあやちょ卒業後のメキシコ公演後に、お土産話を期待する(はーちゃんの成長を知りたい、モノには興味ない)あやちょと、お土産をあげたい(とっておきのモノを買ってきて和田さんに喜んでもらいたい)はーちゃんの母娘のようなすれ違い(笑)。

結局妥協してお土産はもらうことになります。

 

他にやりとりが面白くて、
「ごはんちゃんと食べてる?」
「はい、食べてます。」
「何が好きなの?」
「きゅうり」
「うん、知ってるよ。料理は?料理」
とか。

対談としては成立してますがやっぱり全体的にあやちょははーちゃんの対応に多少困っています。
でもこの困り方もあやちょのピュアさゆえなのが面白い。


はーちゃんは数年後には全く違う感じになってるでしょうし、同い年の伊勢ちゃんや桃奈との違いも面白いです。
ただ一番は今のはーちゃんのそのままの味わいを繰り返し読んで、楽しむことだと思います。
やっぱりね、きゅうりは味噌つけてそのままかじるのが好きです、私は。

 

 

 

4.かみこ(上國料萌衣

「なんかコメント撮りするときに、イエイとかって言っちゃうんですけど」


イエイ対談もとい、かみこの大人っぽくなりたい話にあやちょが共感する対談。

イエイを繰り返す語彙力のなさが光る(ほめてる)。
かみこってなんでこんなに面白いんですかね、あんな美少女なのに。

莉佳子もそうですがあんな顔面の天才のような子のMCを、面白いことを言うのを期待してにやにやできるんですよ。

アンジュルムは姫扱いの子がいないので贅沢です(ただしりなぷーは女王様)。

 

話を戻すと、かみこの話をうけてあやちょも過去に大人っぽくみせたい時期があったことを認めてます。

大人になりたい願望が落ち着く=大人になることだと思うので成長を感じますね。

かみこは入ってからほとんど髪型を変えさせてもらえてないので、モデルの仕事など落ちついたら好きにさせてあげられたらと思います。

一回はイメチェンしたいよね、そりゃ。

 

「ちょっとそういうモードにはいっちゃったからもう(泣)」

最後に泣き出してしまうかみこ。

最近はかっこいいところ、しっかりしてるところも出てきたけど、やっぱりあやちょの前での初々しい感じは変わらないようです。

そしてこの絶妙なタイミング、失礼ながら面白いと思ってしまうな。

 


5.タケちゃん(竹内朱莉

「なんかさ、タケって本当はどういう人なんだろうっていまだにたまに思って」

「ハハハハハハッ。私ですか?」

意外にまじめ対談。
この2人、こういう話をするのが初めてなんだろうと感じさせられます。


これより前の対談で、あやちょは「莉佳子とりなぷー(と自分)は自分をもってていい」といい、対照として他人のファッションに影響を受けがちなタケちゃんをあげています。
あやちょは視覚的表現を重視する人で、自分の見せ方にこだわりをもつ人=自分がある人だと思っているふしがあります。

彼女から見たタケちゃんのこだわりのなさが「どういう人なんだろう」につながってるような気がしますね。


でも話を聞いていくとタケちゃんも考えているんですよね。

努力はみせたくないこと、自分のことよりアンジュルムを大きくしたいと思ってること、憧れられるグループが理想なので技術をあげたいとはたらきかけてること。
いつものMCがのびのびになって言いたいことが行方不明になりがちなタケちゃんらしからぬ(失礼)、しっかりとした言葉で。

タケちゃんが技術をあげたいと言ったら、あやちょが「感情は?」と聞くのがらしいです。

なんとなくのイメージですが、あやちょが大きな白い紙に理想のイメージを描きだしていくリーダーなら、タケちゃんは手にしたいろんな色・カタチのブロックで一番でっかいものを作ろうとするタイプのリーダーになるのではと思います。

ディスカッションとして面白かったですね。

 

 

 

最後に。あやちょ(和田彩花

 

この対談は、全て収録順に並んでて最後にあやちょの感想が載ってるのがいいですね。

あやちょは5時間以上話してるわけですよ。

本当におつかれさま。

 

あやちょはリーダーで自分の言葉で語りたい人なので、今までもソロインタビューやソロラジオなどで彼女の言葉に触れる機会は多かったです。

でも彼女の魅力は飛び抜けたアイドル性にあり、例えば他の人にドッキリをしかけようにも表情にウソがつけないので必ずバレちゃうとか、そういう素の部分にもあると思ってました。

だから彼女が1人で話すのとは一味も二味も違う姿を、対談を通して感じられてよかったです。

 

実際、後輩11人もいるのでそれぞれ違い、相手によって、母になったり、聞き役に徹したり、好き好きオーラを出してマシンガントークしたり、しっくりこなかったり(笑)します。

思った以上に十人十色で、あらためてアンジュルムまとめるの大変だったんだなあと思いました。

 

この対談の最後に、数人に10年後のアンジュルムはどうなってると思う?と聞いています(さすがに10年後のことなのでメンバーの答えはふわっとしてました)。

 

でも最初同期4人組でスタートしたスマイレージアンジュルムに形を変え、こうして「10年後もアンジュルムが存在している」前提で語られているのは、ひとえにあやちょの愛と情熱のおかげだと思いました。

後輩が入ってなかったら途絶えてたはずの夢が続いてるのは奇跡かもしれません。

 

卒業まで間がないですが、武道館まで引き続き走る彼女の姿を追いたいと思います。