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アンジュルム 舞台「アタックNO.1」初日感想

初日を観てきましたよー。

舞台の感想は全部書くとすごく長くなるので、自分の書きたいことを書きます!

主にスポ根と配役の話だよ!

 

ストーリーについて詳しくは書かないけど当然ネタバレはします(といっても原作は超有名作品ですが)

あとアンジュルムの一昨年と昨年の舞台についても言及します。

 

もし迷ってて、推しの出番が多かったら観ようかなと思ってる人がいたら、あやちょ、かみこ、むろ、りかこ、かななん、りなぷーヲタクの人は泣き所があって演技が進化してるのでそれだけで見たほうがいいよ!と伝えておきます(その他の子の推しの人が見せ場をどうとるかはヲタク次第です、詳しくは最後まで読んでね)

 

 

1.スポ根の話

 

お話は、ド・スポ根!でした。

熱血、友情、対決、献身、特訓、涙、ライバル、運命の試合!!

もうちょっとコメディとかドタバタ要素があると思いきやなかったですね。

 

私は文化系で全くスポ根というものに触れてきてなくて、世代でもなし、今回見るに当たって本家の予習もしませんでした。

 

だからこそなのか、スポ根ものをとても新鮮に感じました!

なんか、アンジュルムってスポ根なんだな、そういうところもあって似合うんだなーと納得しました。

 

アンジュルムは改名時から昨年くらいまでは反骨精神のある強気なイメージがありましたが、メンバー入替や色々なことがあり今年春に「十人十色」というツアーをやり、一人一人の個性を尊重し魅せる形ができてきました。

メンバーがおしゃれなこともあり、最近はファッション関係の仕事や、女性ファンもうわっと増えたような感じがします。

アイドルの中でも「時代の先をいくカッコいい女の子のグループ」的なイメージです。

ただ彼女達自身は成長していっても、ハロプロのアイドルであって、ヲタに見えないところの根底は変わってないんでしょうか。

 

この舞台でいくつか泣けるところがありますが、そこは当て書きではなくて、普遍的な、頑張る女の子達が壁にぶつかるエピソードあるあるを描いてるんじゃないかと思いました。

 

熱意と才能だけじゃやってけなかったり、辛いことがあっても気丈でいなくちゃいけなかったり、理不尽な指示を受けて反発したり、自信のなさから上にたつことを不安に感じたり、できると思ってたことができなくて焦ったり(どれが誰の役でしょうか?)。

 

個人的にはかななんとむろのところがぐっときましたね。

最近ちょっと裏にかくれてた泥臭い青春アンジュルムを感じられたという話です。

涙がでちゃうこと、きっと今も沢山あるんだろうな……。

 

 

2.配役についての話

 

私の推しは2期の竹内朱莉(タケちゃん)ですが、今回舞台をやると聞いたときにまず思ったのは「かみこは今回も主役なのだろうか?」ということでした。

 

かみこは一昨年の舞台モードでも昨年の夢みるテレビジョンでも主役で、まだモードはまだあやちょとのダブル主役でしたが、夢テレは本当に出ずっぱりでした。

 

私はハロプロの舞台をグループ問わず10作品以上見に行きましたが、その中でも夢テレは特に好きな舞台です。

かみこのヒロイン感がキラキラしてて、それぞれのキャラもよく、お話もドタバタで面白く、曲もテンポも好きな感じでした。

 

ただ私のアンジュルムヲタとして目線だと、(かみこ1人に負担がかかりすぎじゃ?)と感じていました。

普段の活動でのアンジュは歌割もわりと均等で、特定の1人だけにスポットライトがあたることはそうはありません。

でも舞台になるとヒロインが必要です。

ヒロイン感というのは歌とダンスで目立つとはまた別のものなので、その場面で彼女が選出されるのはよくわかります。

 

でも、昨年かみこが(出典は忘れましたが)、「私はずっと舞台に出てるのに印象に残らない気がして不安だった」と胸の内を語ってるのをみて、ヒロインが似合う人はその人なりの悩みがあるんだなあ、次の舞台は主役以外の役をさせてあげられないかなあと思ってました。

今回のアタックNO.1は主役あやちょ、準主役かみこなので昨年とほぼ変わらないと思う人もいるでしょうが、少なくとも幅が広がる役をもらってそれを立派に演じるかみこをみて安心しました。

(かみこ、女優志望だったりしないんでしょうかね?めちゃめちゃ適性あると思うんですが…)

 

また夢テレは(前述の通り作品としては好きなものの)配役はアンジュルムを外部からみたキャスティングという印象で、新メンバーフィーチャー色が強かったです。

2期推しとしては少しその点で不満があり上手く言えないですが、2期を大人チーム男役チームでかためなくてもいいのになという面倒くさい気持ちがありました。

 

今回は出番がすごく多いわけではないけれども、かななんがヒロインチームのキャプテンで、りなぷーがあやちょのお姉さん、タケちゃんがライバルチームの長女という役柄で2期それぞれ別の立場で与えられた課題が見えててよかったです。

かななんとりなぷーに関しては初日から役をつかめていたし、タケちゃんも長女感はでていてあと声の演技を頑張れば千秋楽ですごくいいものになると思いました。

 

主人公チームは一人一人悩むシーンがあってむろとりかこは演技が進化してるし、ももなの役はとにかく可愛らしくいきいきしてるし、強いて言うならライバルチームは中盤以降登場なのでかむちゃんふなちゃんはもう少し出番を

ときりないですが、こういうことはヲタクなんで思いますね。

 

ただ最近来年のアンジュルムのこと考えるんですけど、舞台に限らずあらためてあやちょの存在ってすごいなと思うことが多くて。

最近のアンジュのリリース曲ってあやちょのパートがものすごく多いことは少なくて、重要な締め的な1、2フレーズを担当することが多いと思うんですが、どんな曲でもあやちょの存在感が薄いなと思うことがないんですよね。

実感はわかないですが、少ない出番でも魅せるその存在感・ボス感というか、そういう役割が2期以降が担っていくとなると、この舞台で課題をみつけるのはすごくいいことだと思います。

 

舞台の話からやや離れましたが、配役を通して普段のライブとは違う、アンジュルムのそれぞれの役割が見えたという話です。

 

正直ツッコミどころは色々あると思うんですが、これから行く方は青春感を楽しまれますように…。

アンジュルムチャンネルの演出家の方のコメントがすごくよかったので先に見ることを強くお勧めします(りなぷー評にうなりました)。