室田瑞希ちゃんとタケむろの話
その後にライブがないので実感しようにもない、むろの卒業。
みなさん同じ気持ちでしょう。
室田瑞希ちゃんの卒業に関して思ったことを書きたかったのですが、その子自身について書くというのはとてもエネルギーが必要で、以前勝田里奈ちゃんについて書いた記事については、実は1ヶ月ほど時間をかけて書いてたりしますので今回は伝えたいことだけ。
タケちゃん推しの私が思う、タケむろの話。
むろ関連でアツい組み合わせだと他にりかこやあーりー、かむちゃんあたりもなんですけど、それはまたどなたか熱いファンの方が語ってくれるのを読みたい!
さて。
私はこの竹内・室田のコンビが好きです。
コンビの接近は2016年の田村芽実ちゃんの卒業以降だったと思います。
まろやめいめいがいた頃はこの2人がいじるのでなかなかタケちゃんにいけなかったところ、2年目になってだいぶアンジュルムになれたむろが、同い年のようなノリで喋れるのは竹内さんだとたぶんその頃気づいたのです(年齢はタケちゃんの方が一個上です)。
また、元スマイレージメンバーは私服からしても女の子らしいものを好む子が多くて、彼女達から見ると当時のやんちゃなタケちゃんの私服への評価はよろしくなかったんですけれども、むろは結構好きなようで褒めてましたし、そんなとこも気があったんだと思います。
(むろに限らず3期は3人とも先輩の中でも特にタケちゃんに懐きましたし、タケちゃんと仲良くなるのはむろよりあいあいの方が先でしたね)。
タケむろは仲が良いんですが、その中で微妙に不器用なむろの、タケちゃんへの愛があったのが私的にはツボでした。
2016年はアンジュルムはバラエティ出演を比較的頑張ってて、ある番組に竹内・室田・笠原の選抜メンバーで出た際、オンエアでむろだけ発言がなかったということがありました。
大勢のアイドルがでる大会的な番組だったのでしゃべってない出演者は他にも沢山いましたが、もし彼女が一生懸命しゃべっててそこがカットされたんだったら気にするんじゃないかと思いました。
それが原因なのかわからないですが、ちょうどオンエアがあるころラインライブ(当時時々やってた)で、むろがタケちゃんの横をずっととって甘えてるシーンがありました。
彼女はちょっかいかけたりからかったりして愛情をしめす子なのでここまでベタベタするのは珍しいと思いました。
そしてその日に、むろは自分があることで落ち込んでて、タケちゃんに慰めてくれたことを感謝するブログをこそっと書いてあげました。
彼女はタケちゃんが見てないことを知っていたからそれをファンだけにわかる形で知らせてくれたのです。
(2016年12月23日のブログです。)
むろの魅力といえばパフォーマンスと明るい人柄でしょう。
また彼女はモノマネが上手で、みたものを即時でぱっと再現できる器用さがあります。
特技が変なダンスなのですが、長い手足とダンスの力で、観客がみたら笑うであろう動きをすぐ思いつき実践できます。
明るい人柄も、たまに電池切れのように突如寝る以外は楽屋でも変わらず、常に明るく楽しくふるまってるそうです。
そして、何年も見てるとその優れた身体的表現力に比べると、言いたいことを言語化することが苦手で不器用な子なんだなと思うようになります(そしてそれを本人も自覚してるのがかわいい)。
アンジュで言語化能力に秀でているのはダントツで桃奈で、次点が正直でまっすぐなかみちゃんなので、そこと比べてみると明らかです。
(あやちょまろにはそれぞれの文章スタイルがあり、2期は2期の中で言えること言えないことの暗黙のガイドラインがありその中で表現していたように思います)。
むろはブログの更新が多くないメンバーでしたが、おそらく彼女はブログのために言葉つづってまとめるのが本当に苦手なんだと思っていました。
確かにアイドルにとってSNSは自分を発信する有効なツールですが、歌やダンスにも得意不得意があるようにSNSを使いこなせるかどうかも一つの才能だと思っています。
むろのブログは起きたことをそのままつづるか、もしくは感情を素直にあらわすものが多いように思います。
特に印象的だったのがあいあいがお休みにはいるときのブログで、同期が困難を抱える中そばにいても力になれなかった、彼女の強い感情がそのままつづられていて、読むたび胸をえぐられそうになります。
それくらい彼女にとって言葉は、何気なく発するものか「ガチ」なものか、両極端で調整をするのが得意ではないんでしょう。
話をタケむろに戻します。
竹内いじりといえば勝田さんがダントツでしたが、むろもタケさんタケさんと日常的になつきつつ、舞台上でも積極的にいじりつづけていました。
2期はいじるわりに同期内での愛はこまめに発信してたけど、むろはなぜか1年に1回くらい竹内さんにこちらが照れるようなガチ告白をする印象があります(先ほどのべた16年のブログのもそれです)。
で、それが2018年にもありまして、その年はタケちゃんのバースデーイベントにむろとかむちゃんがゲストででてきたんですね。
そこでゲストの恒例で、お誕生日のタケちゃんへのメッセージを舞台上でいうんですが、2回公演ある1回目の公演で、むろは「タケさんお誕生日おめでとうございます」といって、「タケさんのこと本当に尊敬してて…」ていいかけて、つまったんですよ。
で、もごもごと感謝の言葉をのべて、最後おでんくんいじりにもっていてしめたんですよ、確か。
この、つまってる瞬間のガチ感ね、何を見せられてるのかと思って私は汗かきました。
残念なのはこれDVD収録されてない(収録は2回目のみ)ので、正確に覚えてないところですね。
収録のある2回目はもっと無難な言葉にかえてて、逃げたな…と思いました。
そんな、むろへのタケさんへのガチっぽいやつですが、むろ自体が自分の気持ちを説明する子ではないので、どんな感情なのかなーと、漠然と思ってたんですよ。
で、その答えが、最後の最後のむろの卒業挨拶で返ってきたんですよ。
答えをもらえると思ってなかったので、びっくりしたし、感動しました。
メンバー一人一人にふれつつ、特にタケちゃんには感謝の言葉をのべて、「タケさんをみて、何度もこんな人になりたい!と思っていました」と。
そうか、「タケさんになりたい」だったのか。
新人が「●●先輩みたいになりたいです」と憧れを口にするのとは全然違うわけだから、こう年齢も近くていじってふざけあってるような仲で「なりたい」って言葉を使うのはすごい価値を感じます。
たぶんむろは活動していく中でタケちゃんに支えてもらう場面があったからこその言葉なんだろうな、と思います。
ヲタクのひいき目ですが、タケちゃんは天性の主将タイプで、自然とグループのためになる行動をとることができていて、精神的にもタフで明るくまわりに人が集まってくる人です。
むろもまたその明るさと行動でまわりを惹きつける人ですが、同時に自分の個人の表現を独自に追求していく人にも見えます。
おそらく彼女はアンジュのキャリアの後期では、常にグループの力になりたいという気持ちと、自分自身のことを極めたいという気持ちの間で、揺れていたのではないでしょうか。
グループの中心にいるタケさんみたいになりたいと思ったけども、彼女は自分の道を選んだ。
それがこの2人の交差点だったのだと思いますが、同時に一緒にいたかった気持ちもすごく伝わります。
と、ここまで、勝手にむろがどれだけタケさんを好きだったか語ってしまいましたが、同じようにタケちゃんもむろのこと大好きだったと思います。
あんなに、一緒にさわげて、パフォーマンスも安心して同じ力で寄りかかることができて、自分を慕ってくれてるわけだし、一緒にいる姿みてもすごくいつも楽しそう。
でも、タケちゃんは結局、むろの卒業についてもネガティブなことは一切言わず、彼女の今後を応援するエールを送りました。
そこが素晴らしいところでもあり弱点でもあり…。
アンジュ卒業続いていますが、竹内さんが相手にすがりつくような人だったらほだされた子もいたんじゃないかとついつい思ってしまいます。
まあ、ヲタクに見えてる部分が正しいとは限りませんし、もしもの話をしても仕方ないんでしょうが、私は本当は、今年アリーナで、真夏のロッキンで、ごりごりに暴れるタケむろの姿を見たかったし、たぶんこの点については竹内さんも同じだったと思います。
外れてたら埼玉の方をむいて素直に謝りますね。
もしもの話をしたら少しさみしくなってしまいましたが、少なくともタケむろは離れていても、同じ気持ちで友情を続けることを選択したようですので、ソーシャルディスタンスがとけて、いつかどこかの空の下で、二人でまたうるさく騒ぐのでしょう。
むろは本人が今後のことをあまりふれてないのでわからないのですが、絶対表に出てくる人だと思ってるので、何かやるならちゃんと教えてね、ちゃんと行くから、の気持ちです。
追伸
これをよんでタケむろいいなーと思った方にお勧めするのは、2019年クリスマスイベントのタケむろの「Danceでバコーン!」です。
2人だけで曲やって映像が残ってるのはこれだけじゃないかな?
最強タッグ感をお楽しみくださいませ。
追伸2
バースデーイブだった…。
22歳、おめでとう。